かすかべ湯本温泉は埼玉県春日部市に位置する温泉施設です。温泉でありながらプールもあるというファミリー向け施設です。しかも温泉やプールは赤ちゃんも一緒に入れるという中々珍しい施設となっています。先日家族で遊びいってきたのでレビューしてみたいと思います。
かすかべ湯本温泉への行き方
春日部は温泉では有名ではありません。野球の強い春日部共栄高校で知られていますね。都内からだと、浅草や北千住から東武スカイツリーラインに乗ることになります。駅は春日部駅かせんげん台駅を使うことになるでしょう。無料の送迎バスが出ているのでバスのタイミングに合わせて向かいましょう。もしバスに乗り遅れてしまった場合は武里駅かせんげん台駅からタクシーを利用すると良いでしょう。3キロちょいあるので徒歩だとちょっと遠いです。わが家はバスを逃し武里から徒歩で向かいました。民家と田畑しかない道をひたすら歩きました。
施設の中をご紹介
外観は結構年季が入っている感じです。入り口に入ったら靴を下駄箱に入れてフロントへ向かいます。バギーを持っている場合はタイヤを設置されてる雑巾で拭けばフロントまで押して入れます。
基本的な料金は大人が平日1340円、土日祝日1750円です。子供が平日620円、土日祝日720円です。土曜日はキッズデーというサービスがあり子供は350円で利用できます。但しサービスデーはある特定の日にちなど対象外があるようなのでお気をつけください。
フロントでは受け付けを済ますとタオルと館内着の引き換えカードを渡されます。赤ちゃんがいる場合は脱衣所でベビーベッドが近くにある場所にしてくれます。パパかママのどちらと一緒に脱衣所に行くか予め決めておくと良いと思います。タオルと館内着の引き換えカードを脱衣所の入り口に入る手前の窓口で渡します。
プール
脱衣所からプールへは一度階段を下ってからまた上ります。広い空間の中央に温水のプールがあります。ジャグジー付きのこじんまりしたプールがいくつか設置されていました。色が茶色っぽいので多分温泉なんだと思います。子供用の滑り台が2つ設置されていてヒヨコのおもちゃがたくさん浮いていました。ちなみにこのエリアは温泉水ではなく普通の水でした。水といっても冷たいわけではないので安心です。ただ温泉水プールに入ってからだと少し冷たく感じます。幼児向けの1人乗りボートや浮き輪(サイズ制限あり)が利用できます。
隅の方には25メートルプールがあります。スイムキャップの着用が必須です。持ってない場合はレンタルできます。スイム用コース1つ、ウォーク用コース1つ、2コース分の自由エリアが1つあります。監視員が付いていて飛び込みをする子供たちを注意していました。あくまで施設のスタッフなので、溺れた時など緊急自体には対処できないと思います。小さい子が入る場合は必ず大人が付いて安全を確保する必要があります。温泉水のエリアはかなり浅めなので伸び伸びと泳いだりして遊ぶにはこの25メートルプールがおススメです。自由エリアは浮き輪オッケーです。ビート板もいくつかあるので泳ぎの練習にもいいですね。わが家の長男も少しスイミングの練習をしました。
ちなみにプール内は撮影禁止のようんです。スマートフォンを持っていっても撮影はできませんね。
温泉
温泉も結構広め。男湯の場合ですが洗い場が離れて2ヶ所あります。シャンプー、コンディショナー、ボディソープも設置されています。お湯はぬる湯、あつ湯、薬湯、檜風呂、露天風呂、ジャグジー、サウナがあります。乳児は、ぬる湯に短めに入るよう、脱衣所にお願いの表示がされていましたが、わが家は後でそれに気づいたので1歳になりたての次男を色々な湯船に入れちゃってました。もちろん長湯はされられないので短めにしましたが、温泉の成分が通常の温泉よりも薄い単純温泉らいしいので赤ちゃんが入っても問題ないようです。
食事処
健康ランドとかにあるような、大広間が食事処になっている場所があり、その向かいは普通の和食レストランが設置されていました。また、少し離れた場所に、オアシスと名付けられた子連れむけの食事処もあり、隅のスペースに滑り台がありました。ちょっとした遊べるスペースがあり空いているので子連れはこっちがおすすめです。
食べ物の料金はそんなに高くありません。ジョッキのビールは650円、サワー類は450円なのでアルコール類は若干割高感がありました。それでも、こういった施設にしては良心的な値段設定かもしれません。ちなみに持ち込みは禁止されています。
休憩処
広いうたた寝処があり仮眠したい場合はそこが良いですね。ちょっとした休憩場所なら、横になれる椅子が設置されているエリアとその横にビーズソファが設置されているフラットスペースがあります。漫画もいくつかあるのでゆっくり過ごすには丁度いいですね。
ゲームコーナー
基本古めのゲーム機しかありません。シューティングゲームやカーレスのゲームがありますがグラフィックに年代を感じます。その中でもマリオカートだけは比較的現代に近いゲームかと思いました。アーケードゲームがありましたがスト2とかテトリスとかです。その他、クレーンゲーム、エアホッケーなどがあります。まぁゲームコーナーはこのくらいの方が小銭を使いすぎることもなく丁度いいんじゃないでしょうか。
その他の施設
岩盤浴
別料金ですがプールのエリアの一角に岩盤浴がありました。子連れにはあまり関係ないですかね。
カラオケ
カラオケ用の個室がいくつかあり、1500円で1時間歌い放題です。本当かどうか知りませんが午後に見たときは満室の看板が立っていました。
マッサージ
マッサージや足つぼのエリアがあり、女性専用のエステサロンも設置されています。あかすりコーナーもあり、リラクゼーション系も一通り揃っています。
ヘアサロン
ちょっと分かりにくい場所ですがヘアサロンがありました。こんな場所で散髪する人もいるんですねぇ。
かすかべ湯本温泉の感想
施設はそのサイズに反してかなり空いています。わが家は11:30頃到着しましたががらがらでした。さすがに午後1時を過ぎると少し人が増えてきて、プールや温泉も賑やかでしたが不快なほど混雑しているという感じはありません。料金は大人の土日祝日料金をあと200円くらい安くしてくれると嬉しいですが、上記で紹介したように案外施設が充実しているので、一通り満喫できればおおむね満足できるとおもいます。
お客さんは地元の人がほとんどですね。年齢層も高めですが、プールは地元の子供たちがちらほらいました。都内から春日部まで電車を乗り継いで温泉に行く物好きはあまりいないんでしょうか。
土曜日はキッズデーということで、子供が350円になるのが嬉しいポイントです。しかし、このかすかべ湯本温泉の最大の特徴はプールや温泉に赤ちゃんも一緒に入れるということです。もちろん、プールは水遊び用パンツ着用ですが、多くのプール施設ではオムツの取れてない乳幼児は入れません。わが家も次男が一緒に遊べるがために春日部まで行ったようなものですからね!
帰りは無料の送迎バスでせんげん台駅まで行き、急行の東京スカイツリーラインで北千住方面へ。
結果的に長男も次男も親2人も施設を楽しめたので、春日部まで行った甲斐がありました。帰り際に長男が「今日ここ泊まるの?」と一言。きっとプールも入れてゲームもできて本当に楽しかったんでしょう。赤ちゃんと一緒に楽しめる温泉・プール施設を探している場合は、こらもお出かけ先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。但し、施設そのものは本当に年代を感じさせるのでそこだけ驚かないように(笑)!
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